資格を取ると貧乏になりますについて

　以前、『資格を取ると貧乏になります』を読んだ。佐藤留美さんが書かれた本ですごい衝撃をうけた。内容は主に司法試験合格後の弁護士の収入、公認会計士の実態、社会労務士など資格で生活している人が苦しい状況です。

　この本が世に出たときは、色々な所から批判があったみたいです。主に、資格で生活をしている専門学校みたいですけど。まあ確かにこんな夢のない事実を公表されたら、経営に支障があると思う。でも学校はただ資格を合格させるだけで、資格を取った後までサポートはしてくれません。だから批判はお門違いです。

　でもこの本を読んだときはホント自分の周りで実感しました。僕の住居は田舎ですが、半径１キロ内で行政書士の看板は４件あります。実際経営しているか分からないので、行政書士会のホームページで会員を調べたらその４件いません。多分廃業したのでしょう。

　なんかみんな資格あればなんとかなると思っていますが、個人事業と同じ。起業資金があまりかからないのが、違うだけで、あとは同じですね。でもこの本はよく書かれていますね。みんな苦しいのが分かります。この本読んだらみんな資格取らない。